競艇場24場の特徴をコース別1着率・コース別決まり手・三連単配当分布で解説!

競艇場ごとのコース別1着率は?

1コースの1着狙いなら徳山・大村・芦屋

競艇において、1コースは基本的に最も有利なポジションですが、その中でも 徳山・大村・芦屋 は1コースの1着率が特に高い競艇場として知られています。
徳山競艇場 は1マークの幅が狭く、インコースの選手がターンをしやすいため、1コースが圧倒的に有利。全国屈指の1コース1着率を誇ります。
大村競艇場 も1コースの強さが際立つ競艇場で、スタート位置の構造や水面の特徴から、逃げが決まりやすいです。
芦屋競艇場 も1コースの勝率が高く、スタートが比較的しやすいことや、他のコースのまくりが決まりにくい水面が要因となっています。
1コース狙いの舟券を買うなら、この3場は要チェックです。

2コースの1着狙いなら江戸川・平和島・鳴門

通常、2コースは1コースに次いで有利ですが、1コースが強すぎる競艇場では勝ち切るのが難しくなります。
江戸川競艇場 は強い風や水流の影響で、インコースの選手が流されやすく、2コースが差しで抜ける展開が多くなります。
平和島競艇場 は1コースの信頼度が低く、2コースの差しがよく決まるため、1着率も比較的高めです。
鳴門競艇場 も2コースの差しが決まりやすく、うねりのある水面が1コースの逃げを阻害するため、2コースの活躍が期待できます。
2コースの勝率が高い競艇場では、差しが決まりやすい選手を狙うのがポイントになります。

3コースの1着狙いなら戸田・福岡・鳴門・江戸川

3コースはまくりが決まるかどうかが鍵となるポジションです。
戸田競艇場 は全国でも珍しい短い直線距離の水面で、アウト勢のまくりが届きやすく、3コースのまくりも決まりやすいのが特徴です。
福岡競艇場 は水面の流れがあり、1コースや2コースの選手が影響を受けやすいため、3コースの自在な攻めが決まりやすい。
鳴門競艇場 では、潮の影響や風の影響で内側が崩れることがあり、3コースのまくりやまくり差しが狙えます。
江戸川競艇場 も、風や水流の影響で3コースのまくりが決まりやすく、穴狙いとしても注目できます。

4コースの1着狙いなら戸田・平和島・桐生・蒲郡

4コースは「カドまくり」が狙いやすいポジションです。
戸田競艇場 では、内側の選手がターンで膨らみやすく、4コースのダッシュからのまくりが決まりやすい。
平和島競艇場 は1コースが弱いため、スタートが良い4コースが攻めてまくる展開が多い。
桐生競艇場 は、ナイターで風の影響を受けやすく、4コースのスタートが決まりやすいのが特徴。
蒲郡競艇場 もナイター開催で風の影響が少なく、4コースの攻めが成功しやすい環境です。
4コースのまくりに期待するなら、これらの競艇場は注目です。

5コースの1着狙いなら平和島・鳴門・戸田・桐生

5コースはまくり差しが決まりやすいポジションです。
平和島競艇場 では内側が崩れるケースが多く、5コースのまくり差しが頻発します。
鳴門競艇場 は潮の流れでレースが荒れやすく、5コースが突き抜ける展開が増えます。
戸田競艇場 ではアウト勢のまくりが届きやすく、5コースが攻める形になると1着も狙えます。
桐生競艇場 も、ナイターの影響で5コースの攻めが成功しやすく、穴狙いとして期待できる場です。
5コースから舟券を狙う場合、展開をしっかり読んでまくり差しが決まりそうな選手を選びましょう。

6コースの1着狙いなら平和島・江戸川・戸田

6コースは最も不利なコースですが、一部の競艇場では狙えるケースもあります。
平和島競艇場 は1コースの信頼度が低く、レースが荒れる傾向があり、6コースが展開を突くことがあります。
江戸川競艇場 では水流や風の影響で予想外の展開が起こりやすく、6コースのまくりやまくり差しが決まることがあります。
戸田競艇場 は直線距離が短く、6コースのまくりが届きやすい水面となっています。
6コースは基本的に厳しいものの、展開次第では高配当が期待できる場面もあります。

競艇場ごとのコース別の決まり手は?

1コースの決まり手はどの競艇場でも逃げの出現率が90%以上

競艇では1コースが最も有利なポジションであり、ほぼすべての競艇場で1コースの勝率が50%以上となっています。その中でも 逃げの決まり手 が90%以上を占める競艇場が多数存在します。特に 徳山、大村、芦屋 などは1コースの1着率が非常に高く、逃げの決まり手が支配的です。

1コースの選手はスタートを決め、1マークでターンを最小限に抑えることで、イン有利の展開を作りやすくなります。特に スロー水域が広く、助走距離を取りやすい競艇場 では1コースの逃げが決まりやすく、ターンが難しくない水面コンディションの競艇場も逃げが有利となります。

一方で 江戸川や平和島のように水面が不安定な競艇場 では、1コースの逃げ率が若干低くなりますが、それでも全体的に見れば、逃げの決まり手が最も多くなります。

2コースの差しなら丸亀や児島、まくりなら戸田や蒲郡

2コースは1コースの次に有利なポジションですが、1コースの逃げが強すぎる競艇場では決まり手としては差しが主体となります。
丸亀や児島 では、2コースの差しがよく決まり、1コースのターンミスを狙う形で勝利することができます。これらの競艇場は比較的水面が安定しており、1コースがターンで流れた際に2コースが差し切る展開が見られます。

一方、 戸田や蒲郡 では2コースのまくりが決まりやすいのが特徴です。
戸田は短い直線と特殊な水面で、インが膨らみやすく、2コースのまくりが成功しやすい環境になっています。蒲郡はナイター開催が多く、スタートが揃いやすいことで2コースのまくりが決まる場面が多いです。

3コースのまくりなら戸田や福岡、まくり差しなら常滑や大村

3コースはまくりかまくり差しのどちらかが決まりやすいポジションです。
戸田や福岡 では3コースのまくりが有効で、特に 戸田は短い水面の影響でまくりが届きやすい
福岡では水流の影響で内側が流れやすく、3コースのスタートが決まればまくりが成功する確率が高くなります。

一方、 常滑や大村 では3コースのまくり差しが決まりやすく、1コースのターンの甘さを突く形が多く見られます。
常滑は比較的水面が穏やかで、3コースが冷静に差しに入る展開が可能。大村は1コースの逃げ率が高いものの、3コースの選手が冷静に差しに回ることで勝機を得る場面が見られます。

4コースのまくりなら常滑や桐生、まくり差しなら浜名湖やびわこ

4コースはダッシュスタートが可能で、まくりやまくり差しの決まり手が多いポジションです。
常滑や桐生 では4コースのまくりが決まりやすく、特に 桐生はナイターの影響で風が一定方向に吹くため、4コースのスリットが揃いやすい
常滑も1マークの幅が広く、外からのまくりが届きやすい競艇場です。

一方、 浜名湖やびわこ では4コースのまくり差しがよく見られます。
浜名湖は水面が広く、内側に余裕ができやすいため、4コースのまくり差しが決まりやすい。びわこは風の影響が強い競艇場で、4コースのまくりが決まりにくいため、まくり差しで展開を突く形がよく見られます。

5コースのまくり差しなら児島や尼崎、まくりなら戸田や江戸川

5コースは外側からの攻めが必要になるため、まくり差しが決まりやすいポジションです。
児島や尼崎 では5コースのまくり差しがよく決まり、特に 児島は水面が穏やかでターンがしやすい ため、5コースの選手が冷静に差しに入れる環境が整っています。
尼崎は1マークのターンで内側が乱れることがあり、5コースの選手がそこを突いてまくり差しを決める場面が多く見られます。

一方、 戸田や江戸川 では5コースのまくりが狙えます。
戸田は水面が短いため、スリットで優位に立つと5コースからまくり切ることが可能。江戸川は風や水流の影響で内側が崩れやすく、5コースのまくりが決まりやすい競艇場のひとつです。

6コースはまくり差しでもまくりでも内側のコースの2着狙い

6コースは最も不利なコースであり、1着を取る確率は低いですが、まくり差しやまくりを使いながら2着を狙うケースが多くなります。
6コースの選手が勝つためには、 インの選手が流れたり、外側の展開が崩れることが必須 です。

6コースからの決まり手としては まくり差しが一般的 で、特に 平和島や江戸川 では1コースの逃げ率が低いため、6コースのまくり差しが決まりやすい環境が整っています。
また、6コースの選手は展開を読んで動くことが多いため、まくりが決まる場面もありますが、1着を取る確率は依然として低いです。
6コースは1着よりも 3連単の2着・3着で舟券に絡むことを狙う ほうが効率的な舟券戦略となります。

競艇場ごとの三連単の配当分布は?

競艇の三連単を狙う際には、競艇場ごとの特徴を踏まえて、鉄板レースや固いレースを狙うか、穴や万舟券を狙うか、切り替えていくことが重要です。

競艇予想サイトの予想に乗っかるのも有効ですが、自力での競艇予想方法を上達させて、競艇の勝ち方や必勝法のコツを掴むためにも、競艇場ごとの特徴をおさらいしていきましょう。

三連単の鉄板が出やすいのは徳山・大村・芦屋

徳山・大村・芦屋 は、1コースの1着率が高い競艇場として知られており、三連単の鉄板(低配当の人気決着)が出やすいのが特徴です。
これらの競艇場は 水面が穏やかで、1コースの逃げが決まりやすいため、人気順の決着が多い です。

  • 徳山競艇場 は日本屈指のイン有利水面で、1コースの1着率が 60%を超える 場合もあります。これにより、1-2-3や1-3-2といった、オッズの低い三連単が頻出します。
  • 大村競艇場 もインが圧倒的に強く、3連単の平均配当が低いことで有名です。特に 1-2-3、1-3-2、1-2-4 などが鉄板パターンとなります。
  • 芦屋競艇場 もナイター競走がないため、日中の風の影響が少なく、 1コースが逃げる確率が非常に高い。鉄板決着が多いため、三連単の平均配当は1,500円前後となることが多いです。

これらの競艇場では、堅実な買い目を狙うことで的中率を上げやすい反面、大きなリターンは期待しにくい点がデメリットです。

三連単の中穴が出やすいのは戸田・江戸川・平和島

戸田・江戸川・平和島 は、三連単で 中穴(2,000円~10,000円程度の配当)が頻繁に出やすい競艇場 です。
これらの競艇場では インの勝率が低く、センター勢やアウトコースの選手が絡みやすい ため、意外な選手が2着・3着に食い込むことがあり、中穴配当の決着が増える傾向にあります。

  • 戸田競艇場1コースの1着率が50%を切ることも多く、センター勢のまくりが決まりやすい。3コース・4コースが絡むことで、人気薄の三連単が発生しやすいです。
  • 江戸川競艇場水面の流れが不安定で、強風や波の影響を受けやすいため、イン逃げが失敗することがある。その結果、2・3コースのまくりやまくり差しが決まりやすく、中穴決着が増えます。
  • 平和島競艇場インが強くない水面 であり、1-2-4や1-3-5など、少し意外な組み合わせの三連単がよく出ます。荒れ水面時には、さらに高配当になることもあります。

これらの競艇場では、 鉄板狙いよりも、オッズの割に期待値の高い舟券を狙う戦略が有効 です。

三連単の大穴が出やすいのは平和島・鳴門・戸田

平和島・鳴門・戸田 は、三連単の 万舟(10,000円以上の配当)が出やすい競艇場 です。
これらの競艇場では インが飛ぶ(負ける)ことが多く、4~6コースの選手が1着を取るケースが他の競艇場に比べて多い のが特徴です。

  • 平和島競艇場風の影響を強く受けやすく、アウトコースの選手が突如勝つことがある ため、万舟が発生しやすいです。1コースが流れた際に、 4コース・5コースのまくり差しが決まることがある
  • 鳴門競艇場潮の流れが影響しやすい ため、展開が読みづらく、アウトコースのまくりが決まることがあります。 5コース・6コースが1着になることもあり、波乱の三連単が発生しやすい です。
  • 戸田競艇場短水面でターンがシビアなため、1コースが沈むことがあり、大穴決着が多い1号艇がスタート遅れやターンミスをすると、一気に荒れた展開になりやすい

これらの競艇場では 高配当を狙った穴狙いの舟券戦略が有効 ですが、その分的中率は下がるため、資金管理が重要になります。

全国24競艇場の特徴とランキング

競艇場狙い目一言コメント
桐生競艇場4,5コースナイター開催。内陸部なので気温差が大きい。
戸田競艇場3~6コース1コース1着率が低い。まくりが決まりやすい。
江戸川競艇場2・3コース日本一の難水面。唯一の河川に造られた競艇場。
平和島競艇場2・4~6コース1コース1着率が低い。万舟券が最も出やすい。
多摩川競艇場なし日本一の静水面。女子戦の開催が多い。
浜名湖競艇場なし汽水だが走りやすい水面。進入隊形が乱れやすい。
蒲郡競艇場4コースナイター開催。アナウンサーが有名。
常滑競艇場なし海水でプール型の水面なので走りやすい。
津競艇場なし差しが決まりやすい。季節によって風向きが変わる。
三国競艇場なし唯一の日本海側の競艇場。モーニング開催あり。
びわこ競艇場なし雪解け水で水位が変わる。2020年に1マークを移設。
住之江競艇場なしナイター開催。ボートレースの聖地。
尼崎競艇場なし1マークの振り幅がほとんどない。
鳴門競艇場2・3・5コースモーニングレースが多い。大穴が出やすい。
丸亀競艇場なしナイター開催。潮と風の影響が大きい。
児島競艇場なし潮の影響が大きい。アナウンサーが有名。
宮島競艇場なし潮の影響が大きい。スタートが難しい。
徳山競艇場1コースモーニング開催。潮の影響が大きい。
下関競艇場なしナイター開催。海水だが潮の影響が小さい。
若松競艇場なしナイター開催。追い潮・向かい潮の影響がある。
芦屋競艇場1コースモーニング開催。企画レースが多い。
福岡競艇場3コース独特のうねりが発生。まくりが決まりやすい。
唐津競艇場なしモーニング開催。進入隊形が乱れやすい。
大村競艇場1コースナイター開催。競艇発祥の地。